📖 指標用語集
バリュエーション表で使っている指標の定義と読み方。証券会社のスクリーナーが採用している実用指標を中心に、初学者でも判断軸として使える形でまとめています。
💴 バリュエーション
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株価収益率 (PER , 倍)
株価が一株あたり利益の何倍で売買されているかを示す。
低いほど割安。ただし業種で正常値が違うため、業種内パーセンタイルで判断する。赤字企業は計算不能で空欄になる。
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株価純資産倍率 (PBR , 倍)
株価が一株あたり純資産の何倍で評価されているか。
低いほど純資産に対して割安。1倍割れは『解散価値以下』とも呼ばれる。銀行業は伝統的に低く出る。
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企業価値倍率 (EV/EBITDA , 倍)
買収コストの回収年数の概算。EV÷EBITDA。
低いほど割安。8倍以下が一つの目安。赤字でも計算しやすく、M&Aの世界では基準指標。銀行・保険は対象外。
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PEGレシオ (PER ÷ EPS成長率) (PEG , 倍)
PER ÷ EPS 3年 CAGR(%)。成長を加味した割安度。
ピーター・リンチが提唱。1未満が割安、1〜2が適正、2超は割高の目安。赤字や負成長企業は計算不可で空欄。
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ネットキャッシュ比率 (清原式) (ネットキャッシュ比 , %)
(流動資産 − 総負債) ÷ 時価総額。清原達郎氏のバリュー投資指標。
プラスなら『時価総額より現金等のほうが多い』状態で激安サイン。100% 超は実質マイナス企業価値で清原氏が探した『お宝銘柄』ゾーン。
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Magic Formula スコア (Greenblatt) (MFスコア , 位合計)
益回り順位 + Greenblatt ROIC 順位の合計。小さいほど良い。
Joel Greenblatt の『The Little Book That Beats the Market』戦略。『安く × 良い』を順位で機械的に拾う。データセット内での相対値なので、サンプル数が増えるほど精度向上。
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FCF利回り (FCF利回り , %)
時価総額に対するフリーキャッシュフローの割合。
現金創出力に対する割安さ。8%超なら極めて割安。マイナスは投資先行で稼げていない/赤字。
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益回り (1/PER) (益回り , %)
PERの逆数。株価に対する利益の割合。
債券利回りと直接比較できる。長期金利が1%なら益回り6%は十分魅力的、と判断する材料になる。
📈 収益性
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自己資本利益率 (ROE , %)
自己資本に対してどれだけ利益を出したか。
高いほど資本効率が良い。8%以上が日本企業の目安、米国は15%超が標準。負債で水増しできるので ROIC と併せて見る。
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総資産利益率 (ROA , %)
総資産に対してどれだけ利益を出したか。
高いほど資産効率が良い。ROEと違って財務レバレッジ(借入)の影響を受けにくい。銀行業は構造的に極端に低い。
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投下資本利益率 (ROIC , %)
投下した資本(純資産+有利子負債-現金)に対する営業利益率。
WACC(資本コスト)を上回っているかが本質。日本企業は8%が目安。プロ投資家が最重視する指標の一つ。
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Greenblatt ROIC (G-ROIC , %)
営業利益 ÷ (運転資本+固定資産)。Magic Formula の核心指標。
事業に必要な実物資産だけで割るので『事業の質』が出る。Joel Greenblatt のスクリーニングはこれと益回りの2軸。
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営業利益率 (営業利益率 , %)
売上に対する営業利益の割合。
事業の収益力を最も素直に表す。製造業は10%、ITは20%が一つの目安。銀行・保険は構造的に算出されない。
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純利益率 (純利益率 , %)
売上に対する最終利益の割合。
営業外損益と税金まで含めた最終収益性。営業利益率より低くなるのが普通。
🛡️ 安定性
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自己資本比率 (自己資本比率 , %)
総資産に対する自己資本の割合。
高いほど財務が安定。50%超が安全圏の目安。銀行は法定で低いのが正常(5%前後)。
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Piotroski F-Score (F-Score , /9)
9つの財務健全性チェック(YoY 比較含む)の合計点。
Joseph Piotroski 提唱。収益性・レバレッジ・効率性の各3項目を点数化。7点以上が健全企業の目安。
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財務健全性スコア (EDINET DB提供) (健全性 , /100)
EDINET DB(Cabocia Inc.)による独自スコア。参考値。
0-100の総合点。収益性・安全性・成長性を合成したサードパーティ評価。あくまで参考扱い。
🌱 成長性
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EPS 3年CAGR (EPS成長3y , %)
1株利益の3年間の年平均成長率。
高いほど稼ぐ力の伸びが大きい。10%超で堅実な成長、20%超で高成長銘柄。PEG の分母にも使われる。赤字からの回復企業は極端に大きな値になることがある。
💰 株主還元
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配当利回り (配当利回り , %)
株価に対する年間配当金の割合。
現金収入として直接受け取れる利回り。3〜4%超は高配当。極端に高い場合は減配リスクや株価下落の可能性も。
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株主資本配当率 (DOE , %)
純資産に対する配当金の割合。
業績変動に左右されにくい配当政策の指標。最近は『DOE基準』で配当を維持/増配する企業が増えている。
📏 規模
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時価総額 (時価総額 , 億円)
発行済株式数 × 株価。企業規模の代表値。
1000億超=大型、100〜1000億=中型、100億未満=小型の目安。小型ほど成長余地が大きい一方で流動性リスクも高い。
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売上高 (年度) (売上高 , 億円)
最新会計年度の売上高(連結)。
事業規模の絶対値。成長率と組み合わせて見る。