分散投資
複数の異なる資産・地域・時間に分けて投資することでリスクを低減する戦略。
分散投資 リスク管理 ポートフォリオ 資産配分
分散投資とは
分散投資とは、「1つの籠に卵を全部入れない」という考え方に基づき、異なる資産・地域・通貨・時間に投資を分散させることでリスクを低減する戦略です。値動きの傾向が異なる資産を組み合わせることで、一方が下落しても他方が支えるバランスを作ります。
分散の3つの軸
1. 資産クラスの分散
株式・債券・不動産(REIT)・コモディティ(金など)など、性質の異なる資産を組み合わせる。
2. 地域・通貨の分散
日本株だけでなく、米国・欧州・新興国などに分散。為替リスクも分散される。
3. 時間の分散(ドルコスト平均法)
毎月一定額を積立投資することで、高値掴みのリスクを軽減する。
相関係数と分散効果
2つの資産の値動きの類似度を**相関係数(−1〜+1)**で表します。
| 相関係数 | 意味 | 分散効果 |
|---|---|---|
| +1 | 完全に同じ動き | なし |
| 0 | 無相関 | あり |
| −1 | 完全に逆の動き | 最大 |
一般に株式と債券は負の相関(株安時に債券が買われやすい)を持つため、組み合わせることでリスクを下げられます。
分散しすぎることのデメリット
- 銘柄数が増えすぎると管理が複雑になる
- 「ディワースification(過剰分散)」は市場平均並みのリターンしか得られない
- 全世界インデックスファンド1本でも十分な分散は達成できる
分散投資の限界
- 市場全体が同時に下落する局面(リーマンショック・コロナショックなど)では、分散してもすべての資産が下落する
- 相関が平時と危機時で変化することがある(危機時に相関が高まる「相関の収束」)