複利(Compound Interest)
元本だけでなく利息にも利息が乗る「利息の利息」の仕組み。長期投資で最も重要な概念。
複利 単利 長期投資 資産形成
複利とは
**複利(Compound Interest)**とは、元本に対して発生した利息を次の期間の元本に加え、その合計に対してさらに利息を計算する仕組みです。「利息の利息」が積み重なるため、長期間では単利(元本だけに利息がつく)と比べて大きく資産が増えます。
単利 vs 複利の比較
100万円を年率5%で運用した場合:
| 年数 | 単利 | 複利 |
|---|---|---|
| 10年後 | 150万円 | 約163万円 |
| 20年後 | 200万円 | 約265万円 |
| 30年後 | 250万円 | 約432万円 |
$$ \text{単利:} FV = PV \times (1 + r \times n) $$
$$ \text{複利:} FV = PV \times (1 + r)^n $$
30年後の差は約182万円。これが複利の力です。
72の法則
複利で資産が2倍になるまでの年数を概算する方法:
$$ \text{2倍になる年数} \approx \frac{72}{\text{年利(%)}} $$
例:年利6%なら 72 ÷ 6 = 12年 で2倍。
複利効果を最大化するポイント
- 早く始める — 時間が長いほど複利の恩恵が大きくなる
- 再投資する — 配当や分配金を引き出さず再投資に回す
- コストを下げる — 信託報酬が低いほど実質リターンが増える
- 継続する — 途中解約で複利の連鎖が途切れる
投資信託での複利効果
- **再投資型(累積型)**のファンドは自動的に分配金を再投資するため複利効果が働く
- 毎年分配金を受け取る「毎月分配型」は複利効果が削がれるため長期積立には不向き