FXの注文方法:成行・指値・逆指値・IFD・OCO・IFO注文
FX取引で使う6種類の注文方法を図解。成行・指値・逆指値の基本から、IFD・OCO・IFOの複合注文まで、実践的な使い方を解説。
注文方法を理解することの重要性
FXでは「いつ」「どこで」「どう売買するか」を正確に設定することが損益を大きく左右します。注文方法を正しく使えば、感情を排除した自動的な売買戦略が実現できます。
基本の3注文
成行注文(なりゆきちゅうもん)
その時点の市場価格ですぐに売買する注文です。
- 確実に約定する(価格の保証はない)
- 急激な相場変動時は想定価格から離れることがある(スリッページ)
- 急いでポジションを作りたい・決済したいときに使う
指値注文(さしねちゅうもん)
指定した価格以下で買う、または指定した価格以上で売る注文です。
例:現在USD/JPY=150.00に対して「149.50で買いたい」→ 指値149.50を設定
- 有利な価格でのみ約定する
- 値段が指定価格に達しない場合は約定しない
- エントリータイミングにこだわりたいときに使う
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
指定した価格以上で買う、または指定した価格以下で売る注文です。指値とは逆方向。
例:ブレイクアウト狙いで「150.50を超えたら買う」→ 逆指値150.50買いを設定
損切り(ロスカット)に最もよく使われます:
例:150.00で買いポジションを持っている状態で「149.00まで下がったら損切り」→ 逆指値149.00売りを設定
複合注文3種
IFD注文(If Done order)
**「最初の注文が約定したら、次の注文を自動で執行」**する2段階注文です。
1. エントリー注文(指値 or 逆指値)
↓ 約定したら自動で…
2. 決済注文(利確 or 損切り)が入る
例:
「USD/JPYが149.50になったら買い(指値)。買えたら151.00で売り(利確の指値)」
エントリーと利確を同時に設定できるため、相場を常に見ていられないトレーダーに便利です。
OCO注文(One Cancels the Other)
**「2つの注文を出して、一方が約定したらもう一方を自動的にキャンセル」**する注文です。
注文A: 利確ライン(指値) ──→ Aが約定 → Bが自動キャンセル
注文B: 損切りライン(逆指値)──→ Bが約定 → Aが自動キャンセル
例:150.00で買いポジション保有中に
A:「151.50で売り(利確)」
B:「149.00で売り(損切り)」を同時設定
どちらか先に到達した方で決済され、逆側は自動でキャンセルされます。
IFO注文(If Done One Cancels the Other)
IFD+OCOを組み合わせた3段階の完全自動注文です。
1. エントリー注文(指値 or 逆指値)
↓ 約定したら自動で…
2. 利確(指値)and 損切り(逆指値)のOCO注文が入る
例:
「149.50になったら買い(指値)。
買ったら 151.00で利確(指値)or 149.00で損切り(逆指値)」
エントリーから決済までを完全自動化できるため、仕事中・就寝中でも相場に対応できます。
注文方法の選び方まとめ
| 目的 | 推奨注文 |
|---|---|
| 今すぐポジションを持ちたい | 成行注文 |
| 安いところで買いたい(高いところで売りたい) | 指値注文 |
| ブレイクアウトを狙いたい | 逆指値注文 |
| エントリーと利確を同時設定したい | IFD注文 |
| 利確 or 損切りを同時設定したい(既存ポジション) | OCO注文 |
| エントリーから決済まで全自動にしたい | IFO注文 |
注意点
- スリッページ: 成行・逆指値注文は、相場が急変すると指定価格から大きく離れた価格で約定することがある
- 相場の飛び: 週末や重要指標発表後に相場が「ギャップ」で動くと、逆指値が指定価格をスキップするケースも
- 各業者で呼称が異なる场合あり: IFD=「if done」、業者によっては「新規+決済セット注文」と表記