FRB インフレ 米国株

3月第3週、FRB据え置きで市場はインフレ長期化を意識

3月第3週はFRBが金利を据え置き、高止まりする原油とともにインフレ長期化への警戒が強まりました。

概要

2026年3月第3週は、金融市場にとって「中東情勢」と「金融政策」が正面から結びついた週でした。FRBは金利を据え置きましたが、同時にインフレ見通しの上振れを認め、市場は利下げが簡単には進まないことを改めて織り込む展開となりました。

主な動き

  • 3月16日: 大手金融機関が2026年の原油価格見通しを引き上げ始め、市場では「戦争が長引くほど価格前提が変わる」との見方が広がりました。
  • 3月18日: FRBは政策金利を 3.50%から3.75% に据え置きつつ、インフレ見通しの上振れを示しました。
  • 3月19日から20日: 市場では「年内に大きく利下げするシナリオは後退した」との受け止めが強まり、株式市場の戻りは重くなりました。

今週の意味

この週に重要だったのは、FRBが単に様子見をしただけでなく、原油高が物価に波及するリスクをかなり強く意識していることが見えた点です。景気減速懸念がある一方で、インフレが再加速するかもしれないという、いわゆるスタグフレーション的な不安が市場に広がりました。

今後の注目点

今後は、原油が落ち着くかどうかに加えて、米国の消費や雇用がどこまで耐えられるかが焦点になります。エネルギー高が長引けば、FRBは景気配慮よりも物価安定を優先せざるを得ない局面に近づきます。

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