原油 IEA 米国株
3月第2週、IEA備蓄放出でも原油高が残り市場は不安定
3月第2週は停戦期待と供給不安が交錯し、原油と株式市場がともに不安定な展開となりました。
概要
2026年3月第2週は、「緊張緩和への期待」と「供給不安の現実」が交互に意識される難しい相場でした。原油価格は一時落ち着く場面もありましたが、すぐに警戒感が戻り、株式市場も方向感の定まらない展開となりました。
主な動き
- 3月9日から10日: 中東情勢が早期に落ち着くかもしれないとの見方から、米国株は反発し、原油もいったん大きく下げました。
- 3月11日: 国際エネルギー機関(IEA)が大規模な備蓄放出で市場安定を図る方向を示し、エネルギー市場は一時的に安心感を取り戻しました。
- 3月12日から13日: その後は再び供給不安が優勢となり、原油は再上昇。市場では「想定より長い戦争」「想定より高いインフレ」が強く意識されました。
市場が気にしたポイント
この週の市場は、単に原油そのものではなく、原油高がFRBの利下げ時期を後ろ倒しにするかどうかを見ていました。実際に、金融市場では年内の利下げ期待がやや後退し、消費者心理の悪化も意識されました。
今後の注目点
来週は、中央銀行がエネルギーショックを一時的なものとみなすのか、それとも持続的なインフレ圧力とみるのかが焦点になります。原油価格が100ドル近辺で不安定に推移するなら、株式市場の戻りは限定的になりやすい局面です。